ページの下の方に、福島第一原発を中心に約300kmの範囲の地図を用いて核種の検出状況がまとめられてます。
《PDFダウンロードページ》
・文部科学省による、@ガンマ線放出核種の分析結果、及びAストロンチウム89、90 の分析結果(第2 次分布状況調査)について
ストロンチウムに関しては、各県の調査を実施した地域ごとにリストも作られているのですが、設定されている検出下限値が地域によってバラバラというのはちょっとどうなのか、と思いました。
例えばストロンチウム89の場合、東京都奥多摩町の検出下限値は58ベクレルに設定されてます。
つまり、検出されたのが58ベクレル以下なら『奥多摩町でストロンチウム89は検出されなかった』という事になります。
しかし福島県相馬市ではこの検出下限値は一気に最大590ベクレルまで跳ね上がります。
この場合、検出されたのが590ベクレル以下ならストロンチウム89は不検出という事になります。
奥多摩町とはえらい違いですね。
ですから、あなたがお住まいの地域を地図でパッと見て『不検出』となっている場合は、何ベクレル以下を不検出と設定しているかリストで改めて確かめてみる事をお勧めします。
ストロンチウム以外で用意されている調査結果は以下の通りです。
・セシウム134の核種分析結果(第2次分布状況調査の結果)
・セシウム137の核種分析結果(第2次分布状況調査の結果)
・銀110mの核種分析結果(第2次分布状況調査の結果)
・セシウム134の核種分析結果 (第2次分布状況調査の結果に第1次分布状況調査の結果を追加)
・セシウム137の核種分析結果 (第2次分布状況調査の結果に第1次分布状況調査の結果を追加)
・銀110mの核種分析結果 (第2次分布状況調査の結果に第1次分布状況調査の結果を追加)
・セシウム137に対する銀110mの沈着量の比率マップ(第2次分布状況調査の結果)
・第2次分布状況調査におけるガンマ線放出核種の測定手法の妥当性
・航空機モニタリングの結果とセシウム137の土壌濃度マップ(第2次分布状況調査)の比較について
・第1次分布状況調査におけるセシウム137に対するストロンチウム90の沈着量の比率
いずれも見易くまとまっているので、是非目を通してみて下さい。
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