このチムニーを分析してみた結果、1トンのチムニーの中から金1.35グラム、銀数百グラム、銅45キロ、鉄87キロ、鉛69キロ、亜鉛303キロの有用金属が含まれていることが分かりました。
数字だけを見ると(特に1トン中1.35グラムしか入ってない金)「えっこれだけ?」と思いそうになりますが、実はこの割合は、陸上に存在する良質な鉱山の鉱石と同じかそれ以上になるとのこと。
この採掘プロジェクトでは、自然現象として見られたこのチムニーの生成を、海底掘削を行うことで人工的に発生させる試み。
分析は海洋研究開発機構という国立機関が中心となり、東京大学、九州大学、東北大学、早稲田大学と共同で進めたそうです。
採算が取れるかどうかはまだ分かりませんが、続報に期待したいと思います。
・プレスリリース<海洋研究開発機構 有用金属元素を高濃度で含む硫化物チムニーが短期間で成長
〜人工熱水噴出孔を利用した黒鉱養殖プロジェクトの本格開始〜
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