それが2012年11月の話。
・放射性物質“見える化”開発 三菱重工、JAXAと共同でカメラ装置 来年3月までに商用化 - MSN産経ニュース
・JAXA|放射性物質を可視化する「放射性物質見える化カメラ」を開発 世界最先端の超広角コンプトンカメラをベースに
予定では2013年の3月に発売する予定との事でしたが、今のところどう検索しても導入事例が見付かりません。
なぜか?
ハッキリとした情報ソースは無いのですが、私の考えた限りではこれはどうやら発売延期になったしまった模様です。
根拠としたものは以下のページ。
・三菱重工技報 | 放射性物質見える化カメラ“ASTROCAM7000HS”の開発
『2013年の6月に福島県の居住制限区域内で実地試験を行い、ホットスポットの可視化に成功した』という試験結果が今年、つまり2014年の三菱重工技報第51巻第1号、新製品・新技術特集というページに載っていたからです。
2013年の3月に発売する予定の製品が6月になっても実地試験を行っています。
更にリンク先ページ上部に有る『放射性物質見える化カメラ“ASTROCAM 7000HS”の開発』をクリックすると、その試験結果のまとめられたPDFをダウンロードする事が出来ます。
その最後にページのまとめには『製品が実用レベルに近づいていることを確認した』と書いて有るので、やはり何らかの原因で発売は延期になったんだな、と。
最後から2番目のページに写真が載ってますが、実際にこのカメラの動作してる様子を見ると、サーモグラフィ画像のように放射線濃度が高い場所は赤く表示されててもの凄く見易くなってますね。
ニーズは至る所に有るハズなので、なるだけ早く市場に投入して欲しい限りです。
頑張れ、JAXA&三菱重工。
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